お知らせ
木製浴槽納期延長のお知らせ
現在木製浴槽の納期が、通常14日ほどのところ約45日ほどお時間をいただいております。
ご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
製作事例
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大阪府箕面市 Mさま宅
箕面駅から滝へ続く滝道で、もみじの天ぷらを販売されているお客様からご依頼をいただきました。
浴槽の搬入が、浴室のドアからではなく、窓からとなりましたが、無事に搬入・据え付けが完了しホッといたしました。 -
大阪府堺市 Tさま宅
今回の木風呂は一寸三分(40mm)の高級クラスです。
以前から木風呂を使われていて、今回は取替えリフォームになります。
浴槽水栓から落とし込みでのお湯はり仕様なので、ポイントとしては、枕板の再利用をしての据え付け作業でした。
壁の木と、床・壁の黒タイルに映え、とてもきれいに仕上げることができました。 -
兵庫県 Kさま宅
浴室のドアが、木風呂の寸法よりも狭いために、木風呂を2分割して搬入しました。
2分割しようも木製浴槽を製作して、現地で組み立てる事により、無事に据え付けることができました。
お客様のお声
インターネットで調べての依頼だったので不安でしたが、来ていただいた営業八幡さんの対応が良く、一安心しておまかせできました。
今度ともよろしくお願いいたします。
檜風呂・高野槇風呂のお手入れ方法
木製浴槽(木風呂)は、上手にお手入れしていただければ、長くお使いいただくことができます。
お手入れ方法は難しくはありません。
使用後はやわらかい布で水分を拭き取り、浴室の乾燥機で乾燥させてください。
(※浴室乾燥暖房機を使う場合ば、使い過ぎにご注意ください)
お風呂を使った後、時間をおかずにお掃除することが大事です。
- 浴槽外側の石鹸カスをシャワーで流します。
- 排水前に柔らかいスポンジ等で浴槽内部をやさしく傷をつけないように気を付けてにこすります。特に水位の辺りやコーナー部分は念入りになさってください。
- お湯が出来るだけ冷めないうちに浴槽から排水します。
- 浴槽の内側全体をシャワーで流す。
- 排水完了したら、タオルなどの柔らかい素材で浴槽内側をふきます。
- 浴室の換気扇を動かして、浴室内を乾燥させます。
- 昼間などは窓を全開して自然乾燥させます。
木製浴槽(木風呂)の詳しいお手入れ方法はこちらをご確認ください>>>
木風呂で使う材木について
神崎屋は天然の国産木材で、木製浴槽(木風呂)を製作しています。
木曾檜(きそひのき)、高野槇(こうやまき)、木曾椹(きそさわら)、木風呂(木製浴槽)を使います。
耐久性で風呂に適合している度合いは、次の通りになります。
高野槇(コウヤマキ) > 桧(ヒノキ) > 椹(サワラ)
檜(ヒノキ)の特徴
淡紅色で、仕上がると美しい光沢を見せ、特有の芳香があるので人気があります。
耐朽性が高く、しかも長期の水湿に耐える優れた性質を持つため、多くの分野で高級材料として使われています。
建築、家具、風呂、桶、木型などはもとより、彫刻、仏像などにも用いられます。また神社の建築には重要な木材です。
檜(ヒノキ)の概要
杉と並んで日本の代表的な樹木です。
木曾檜は、青森檜葉、秋田杉とともに日本の三大美林と呼ばれています。
三重県にある伊勢神宮は、20年ごとに造りかえられます。
これを遷宮といい、木曽檜は遷宮に用いられる木材です。
東大寺や現存最古の木造建築物である法隆寺にも使われています。
江戸時代には尾張藩で木曽五木の一つとして保護されていました。
・一般名: 桧、扁柏、ヒノキ
・英名: Hinoki cypress
・学名: chamaecyparis obtusa
・科名: ヒノキ科(Cupresaceae)ヒノキ属(Chamaecyparis)
・種類: 常緑針葉樹
・樹形: 樹形は円錐形で整った形になります。
壮齢木になると卵形となり、先端は丸くなります。
通常高さは30~40m。直径50~100cmほどに育ちますが杉(スギ)程の大きさにはなりません。
檜(ヒノキ)の分布
檜は日本固有の樹木です。福島県東南部以南の本州、四国、九州に分布しています。
天然生は木曾、高野山、高知県南部などに見られます。
ヒノキ科ヒノキ属は世界に6種、日本には2種(ヒノキとサワラ)あります。
檜(ヒノキ)の名の由来
檜(ヒノキ)は、火を起こす道具として使われたため「火の木」から来ているとも言われますが、古い仮名遣いでは「檜」の「ひ」と「火」の「ひ」は違う音だったようですから、この説は眉唾物です。
古代の宮廷が「日の御門」(ヒノミカド)と呼ばれたところから、周辺に生い茂る木が「日の木」(ヒノキ)と呼ばれるようになったとの説もあります。
高野槇(コウヤマキ)の特徴
きめ細かい木目で黄白色です。
檜よりも美しい光沢があり、輝いて見えます。
長期間の水湿に耐えることも長所です。
風呂、水桶などには欠かせない用材です。
流し場、船、橋などに最適な木材としても知られています。
高野槇(コウヤマキ)の概要
金剛峯寺からは高野六木の一つとして、また尾張藩から木曽五木の一つとして古くは保護、重用されていました。
高野山では女人堂コウヤマキ純林が貴重で、県指定の天然記念物に指定され、高野町の木、花に指定されています。
耐不朽性、耐水性が強いので、風呂や桶、石垣の基礎に利用されてきました。
また木棺にも用いられ古墳時代の石室からも出土しています。
高野槇は日本固有の樹木です。
コウヤマキ科コウヤマキ属コウヤマキ種で、かつてはスギ科に分類されていましたが、近年の分枝系統解析で、独立の科に分類されました。
・一般名: 高野槙、コウヤマキ、槙(マキ)、本槙(ホンマキ)、草槙(クサマキ)
・英名: Japanese Umbrella-pine
・学名: Sciadopitys verticillata
・科名: コウヤマキ科(Sciadopityaceae)コウヤマキ属(Sciadopitys)
・種類: 常緑針葉樹
・樹形: 狭円錐形で品格があり、また自然に樹形が整い、老木になっても樹形が乱れないので、ヒマラヤシーダー(ヒマラヤスギ)、アロウカリアと共に世界三大美樹、あるいは世界三大庭園樹と呼ばれています。通常高さは20~30m。直径60~80cmに育ちます。
高野槇(コウヤマキ)の分布
福島県以南の本州から四国、九州、に分布し、特に中央構造線沿いの木曽、飛騨、紀伊半島、四国山地などに多く分布しています。
今でこそ日本固有の樹木ですが、化石により、かつて北半球全体に広く分布していたと思われます。
高野槇(コウヤマキ)の名の由来
名前の由来は、いまの和歌山県、紀州の高野山に生息する木が特に有名になったので高野槇と名付けられたと言われています。
コウヤマキ(高野槇)は、別名としてはマキ(槙)、ホンマキ(本槙)、クサマキ(臭槙)、キンマツ(金松)などと呼ぶ慣習の地方もあるようですが、この別名でコウヤマキ(高野槇)とは、違う樹種を呼ぶ事例もあります。
椹(サワラ)の特徴
木肌は精で整い、心材はくすんだ黄褐色ないしは紅色を帯びた黄褐色です。檜(ヒノキ)とは近い種ですが、芳香はかなり違っています。
水湿に強い方なので、台所用品で俎板(まないた)などに利用されています。
いまでも手桶、寿司桶などで用いのは、檜や檜葉のような臭いがないことが理由です。
もちろん風呂用として小桶、浴槽、足桶にも用いられますが、風呂用として最も適した「高野槇」、その次に適する「檜」に次ぐ三番目の材料と言えます。
椹(サワラ)の概要
庭木、生垣、公園には檜(ヒノキ)よりも多く植えられているのではないでしょうか。
椹(サワラ)意外と馴染み深い樹木です。
江戸時代には尾張藩で木曽五木の一つとして保護されていました。
・一般名: 花柏、サワラ、サワラギ、トガサワラ
・英名: Sawara cypress、Japanese falsecypress
・学名: Chamae cyparis pisifera
・科名: ヒノキ科(Cupresaceae)ヒノキ属(Chamaecyparis)
・種類: 常緑針葉樹
・樹形: 樹形は円錐形で、檜(ヒノキ)に似ていますが、葉のつき方がまばらで、枝は細く先端が垂れさがります。通常高さは30m、直径は1m程度になります。 椹(サワラ)の分布: 本州は岩手県以南から九州は熊本県以北に渡って分布すしますが、木曾、飛騨などの中部山岳地帯にとくに多く見られます。江戸時代には尾張藩で木曽五木の一つとして保護されていました。 ヒノキ科ヒノキ属は世界に6種、日本には2種(ヒノキとサワラ)あります。
椹(サワラ)の分布
椹は遺伝的に檜と近い樹種で、やはり日本固有の樹木です。
岩手県から九州北部
にかけて分布していますが、四国では自生していないと言われています。
天然生
は木曽、飛騨などの中部山岳地帯などに多いようです。
椹(サワラ)の名の由来
椹(サワラ)は、檜(ヒノキ)に比べると枝がまばらなためか、爽やかの古語「さわらか」、つまり「すっきりしている」という意味から来ていると言われています。なお、魚のサワラは「鰆」と書きます。
木材に対する神崎屋の考え方
木曾檜(きそひのき)、高野槇(こうやまき)、木曾椹(きそさわら)、木風呂(木製浴槽)で使う材木はすべて天然を使います。木風呂が求める耐水性や強さは人工林には望みにくいからです。
国産の木材のみを使用日本は、森林の面積が国土の3分の2を占めているのに、国内で消費する木材の多く輸入している国です。
輸入する木材の比率は国内消費の約7割にも達します。
だからといって、日本の森林が減少しているのではありません。
むしろその逆で、日本の森林は増えつづけています。
林野庁が行った森林資源現況調査にれば、1995年末で、日本の森林の蓄積は35億立方メートルもあります。
しかもこれは、人工林を中心に毎年約7千万立方メートルずつ増加していると報告されています。
山野に市街地の開発が目立つなかで、日本では森林が減少していると思われがちですが、このように森林の面積は着実に増加を続けているのです。
ただ、日本のように地形が悪い山では、消費地までの搬出に費用がかかってどうしても割高になってしまうのが難点なのです。
しかし、日本で使う木製浴槽に日本産の木材を利用することは、日本の森林整備や産業の振興に寄与するばかりか、温室効果ガスの排出を抑えるので、温暖化防止につながると考えられます。
自然と私達の暮らしがバランスよく共存するため、国産木材にこだわる事も私たちの大切なことだと考えています。
自然乾燥家具に用いられる材木は、その大部分が人工で乾燥された樹木です。
人工乾燥には、蒸気式乾燥法や高周波加熱減圧乾燥など多様な方法がありますが、いずれも乾燥させるためエネルギー消費が伴うところは共通です。
ですから人工乾燥は、地球を温暖化させる温室効果ガスを排出してしまい、環境への負荷が高い乾燥方法です。また人工乾燥は、樹木の種類や部位によっては、黒く変色する「黒ずみ」を発生させる場合もあります。
そうなると、美しさが求められる木製浴槽(木風呂)では使えません。
当社の木製浴槽(木風呂)で用いる材木はすべて、自然乾燥です。
しかも半年以上の時間をかけて自然に乾燥させるのです。
ですから木に余分負担がかかることがないので、ひび割れにくく、しかも色艶が良くなります。
また、乾燥のためにエネルギーを消費しないので、環境負荷が小さいのです。
自然素材にこだわり。自然乾燥材を使用しております。
樹木のうち一番良い部分を使用心材だけをつかいます。
1本の樹木は均質な材料ではありません。
部分ごとに強さが異なっています。
樹皮に近い辺材は、「白太(しらた)」と呼ばれ、水分を多く含みます。
比較的に腐りやすく、虫がつきやすい部分です。
一方木材の内部に近いほうは心材といいます、辺材にくらべて色がやや赤いので「赤身 (あかみ)」 と呼ばれます。
辺材に比べると水分が少なく、腐りにくくかつ変形しにくいという性質をもっています。
当社の木製浴槽(木風呂)は木曾檜(キソヒノキ)材にしろ高野槇(コウヤマキ)材にしろ丈夫な心材だけをもちいています。
木には着色せず、自然な風合いを楽しむ。無塗装の木風呂です。
木製浴槽(木風呂)で、ひとの肌が触れる部分は何の塗装も施しません。
高野槇や木曾檜は、その材料自体に抗菌、防菌、防虫効果を有しているからです。
無塗装だからこそ、優れた芳香がただようのです。
お客様の肌で自然の恵みを感じてください。
木質感が深いくつろぎを産むことでしょう。
特別製作を承ります。
神崎屋では、世界にひとつしかないあなただけの檜風呂・高野槙風呂を製作。
横幅、奥行き、高さもご希望のサイズにオーダーメイドができます。
枕をつけたり、踏み段をつけたり浴槽の縁である框(かまち)を丸くしたりも可能です。
ご家庭の浴槽でも、介護施設の浴槽でもお客様のご要望に沿った檜風呂・高野槙風呂を製作・販売いたします。
お気軽にご相談ください。
サイズオーダー
ホームページ掲載外の浴槽サイズも製作できます。
当店の木風呂は、標準の高さが600mmにいたしております。
しかしお身体の具合で、「足を高く上げることができない」「病いで心臓に負担をかけられないので、浅いお風呂がほしい」などの理由で、高さを560mmや530mmなどの浅いお風呂にサイズの変更をすることも可能です。
また、いまお使いの浴槽から交換する場合では、お使いの浴槽で横幅が1180mmしかない場合などは、当店で標準の横幅1200mmの木製浴槽を1180mmに変更して製作することができます。
このほかに、浴槽の出入りを安全にするため浴槽の中に踏み段(段板)をつけるなどがございます。
踏み段(段板)は、半身浴をなさるために設置することもよくある事例です。
木製浴槽の良い点は、横幅、奥行き、高さのサイズをお客様のご希望に合わせて細かく変更できることです。
浴室にしっくりこないなどでお悩みのときは、お気軽にご相談ください。
オプション
木の枕や浴槽内の踏み段、浴槽手すりなどオプションで寄り付けが可能です。
こちらに掲載していない内容でも、こういったものを取り付けたいというご希望がございましたら、
お気軽にご相談くださいませ。
踏み段
足の置き場に最適ですが、半身浴にも適してます。踏み段の位置や高さは、ご希望をうかがって設置いたします。お尋ねください。
枕
快適な気分でうつらうつらしたい。そんな方におすすめなのがこの枕。
形状や大きさは、ご希望にあわせて製作します。お気軽にご相談ください。
面取り框(めんとりがまち)
框(かまち)とは、浴槽の縁で分厚くなっている部分です。
通常その断面は、長方形ですが、その角を丸めて手になじみやすくした「面取り框(めんとりがまち)仕様」も承ります
広框(ひろがまち)
木製浴槽(木風呂)の框(かまち)は、浴槽へ出入りする部分です。
この框(かまち)の幅を広くすれば、浴槽の縁にお尻を乗せやすくなります。
木製浴槽の寸法や形状は特注仕様を承ります。
大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県の現場は、当社で設置工事もいたします。