木製浴槽(木風呂)の形状について
箱風呂
長方形の四角い風呂を「箱風呂」といいます。
どこか木箱のように見える風呂です。
浴室に据え付けしたとき余分な空間をつくることなくキッチリと収まります。
箱風呂は、長細い木の板を横位置にして並べ、釘などで接合してつくります。
関西では、むかしから木風呂とは箱風呂のことでした。
桶風呂はおもに旅館な どで用いらていたのではないでしょうか。
桶風呂
樽のように周囲が丸い浴槽を「桶風呂」といいます。
上から見ると円形の風呂と楕円形の風呂に大別されます。
桶風呂は、長細い木の板を縦位置にして丸く並 べ、金枠で締め上げてつくります。
関東で木の風呂とは、ふつう桶風呂のことでした。
いまでもご高齢の方が「昔ながらのお風呂」というときは桶風呂をさすことが多いようです。
組み立て仕様について
銅板張り仕様と丸埋め木仕様
銅板張り仕様
木風呂は板と板を組み合わせてつくるときに釘を用います。よって外側からみれば板に釘頭が見えます。その釘頭の部分から腐蝕がすすみますので、古くは銅板を貼るのが通常でした。銅板は赤く見えたので、銅板を貼ることを「赤板貼り」(あかいたばり)と呼ばれたものです。
丸埋め木仕様
銅版張り仕様の浴槽を設置後、数年もすると銅板は木板から浮きあがり隙間ができるなどします。場合によっては入浴中に皮膚を切ったりすることさえあります。
一方、銅板を貼らずに、釘頭の上から丸い木を使って埋める加工があり、これを「丸埋め木仕様」といいます。
これは時間がたっても銅板のように浮き上がって人を傷つけることもないのです。
浴槽の耐久性でいえば、銅板貼り仕様の浴槽のほうが一日の長があります。
「入場」の一方入場・二方入場・三方入場の違い
入場(見附)とは、木製浴槽と洗い場が接する面のことをいいます。
- 木製浴槽と洗い場が接する面が1つしかないなら、一方入場といいます。
- 木製浴槽と洗い場が接する面が2つあるなら、二方入場といいます。
- 木製浴槽と洗い場が接する面が3つあるなら、三方入場といいます
背もたれ側二方入場と足もと側二方入場の違い
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