木製浴槽(木風呂)の仕様とオプション

背もたれ

ゆっくり風呂でくつろぎたいとき背もたれがあると腰への負担が軽くなります。木製浴槽(木風呂)で横幅１２００mm以上のものには、背もたれの取り付けが標準です。その角度は１０５度。人間工学でひとが休むのに最も適した角度がこの１０５度と言われています。

丸埋め木

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木製浴槽(木風呂)の板と板とを繋ぐのには、釘を用います。その釘頭を覆うのが、この「丸埋木」です。
釘頭の凹凸もなく、すっきりとした表面に仕上がります。

排水栓-内側から見た構図

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木風呂は乾燥が大事。浴槽内の残り湯をきちんと排水できることが大切です。
木風呂の排水栓が四つの角のいずれかに配置します。その理由は残り湯の排水を確実におこなうためです。ですから木風呂の底板は、排水栓側が一番低く、その対角が一番高くなるよう微妙な勾配をつけています。木風呂で、排水栓の位置が角ではなく辺の中央あたり位置する場合、どうしても浴槽内に残り湯がたまりやすくなってしまいます。そうすると木風呂の寿命も短くなりがちです。

排水栓-底面の外側から見た構図

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排水栓の外側はこのようになっています。

框(かまち)

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框(かまち)とは、浴槽の縁で分厚くなっている部分です。
この框(かまち)が木製浴槽(木風呂)を丈夫にしているのです。難しい言葉では「剛性を高める」と言います。框の断面は長方形ですが、その角を丸めて手になじみやすくした「面取り框(めんとりがまち)仕様」も承ります。

防水塗装

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木製浴槽(木風呂)で最も大事なのが腐食の対策です。
木風呂を腐らせる腐朽菌は、水分を好みます。ですから、壁に面したり床下になる部分には、このよな防水塗装を施します。茶色の部分が防水塗装を施した箇所です。
据置式の木製浴槽(木風呂)では見える部分に防水塗装をしない浴槽も製作いたします。しかし床板の断面(木口)には、防水塗装にすることをおすすめします。
その方が浴槽の寿命は長くなるからです。